Dialogue in the Dark
友人に誘われ、Dialogue in the Darkのビジネスワークショップ*ストーリー編という体験型研修プログラムに参加させていただいた。
Dialogue in the Dark自体は、8〜9年程前に体験したことがあって、とても印象的な体験だったのでまた体験してみたかった!という純粋な思い + 今回はビジネス研修用に構成されたプログラム、というところにも興味を惹かれた。
前回の体験で暗闇の中に入ったときは、何も見えないことに不安を感じ、常日頃、いかに視力に頼って生活しているかを思い知らされた。
今回は、不思議なことに、そのときに感じたような不安は全く感じることはなかった。
最初に感じたのは・・ 明るい場所でお顔がみえていたときには、初対面ならではの緊張感が漂っていた7名だったのに、暗闇に入った瞬間に、ふっと親近感がわき、とても近い存在になったということ。
かすかに何かが見えるということも全くない、本当の真っ暗闇なので、一緒に進む7名の仲間が頼り、とそれぞれが思うからか、仲間意識が一瞬にして芽生えるのがおもしろいところで、急に親近感が増す背景としては、それがもっとも大きいのかもしれない。
互いに何もみえないから、何かをいうときは自分の名前をいってから発言するし、誰に話しかけているのかわかるよう、相手の名前を呼んでから発言する。
暗闇は自然と、周囲の人への気遣いを増し、言葉によるコミュニケーションを丁寧にする。
もうひとつ、興味深かったのは、暗闇だと素に戻りやすいらしい、ということ。
自分の中では、これが今回のもっとも大きな気づきだった。
普段は役割がら、リーダーシップをとることも多いのだけれど、暗闇の中では、みんなの発言を聞いてから発言しようとする傾向があって、その状態をとても自然に、心地よいと感じている自分に気付いた。
無理がまったくなくて、とても楽ちんな感じ♪(^0^)
あれれ・・?普段、無理してるのかなぁ。。
そんなつもりは全くないのだけど・・無意識に、がんばっているところがあるのかもしれない。
そういえば、小さい頃の私の行動スタイルは、その暗闇の中でとった行動に近かったような気がする・・と思い出した。
最初の会社でプロジェクトをご一緒させていただいた上司も、ずっとあとになって再会したとき、私の印象をそんな風に語ってくださっていたなぁ。。
ってことは、小さい頃だけじゃなかった!?(笑)
少しだけ身体に記憶が蘇った、あの心地よくて自然な感じを、忘れずにいたいと思う。
そして、もしそれが私の自然な状態に近いのだとしたら、だんだんとそっちにむかって変化して(戻って ^。^*)いきたいな。
暗闇が教えてくれること、気付かせてくれることは多い*