Switzerland*3
Cauxでのプログラムを終えてグリンデルワルドに移動したその夜に、集合写真だけは先にピックアップして、プログラムの主催者であり講師でもあるFさんへお送りしたものの、それ以降は撮影した写真にはノータッチ状態、さすがに気になってきていた・・
マイエンフェルトまでの道のりは約4時間、4回の乗り継ぎの間、3つの列車の乗車時間が約1時間程度ずつあることがわかり、列車の中で写真のセレクションを始めることを決意(^^)
車窓からの景色にはほとんど目もくれず(笑)、写真の整理に集中♪
Cauxでの1日目の分も終えることができなかったけれど・・写真の選出にはいつも時間がかかるから驚くにはあたらない(^^;)
乗り継ぎ時間数分、という駅もあったけれど、だんだんとコツがわかってきて(笑)なんとか乗り継ぎをこなし、無事にマイエンフェルトに到着♪
マイエンフェルトは、「アルプスの少女ハイジ」の里、と聞いてやってきた。
駅前はとても静かで、のどか〜な雰囲気(^^)
子供の頃、カルピス劇場というTV番組で観ていた「アルプスの少女ハイジ」♪
子供達に大人気だったこの番組、ご多分にもれず、私もその番組が大好きで、毎週日曜日に放映される30分のその番組をいつも心待ちにしていた。
(今でも、主題歌は歌えます^0^)
ここがその舞台となった場所なのかぁ・・
なんだかちょっとイメージが違う気もするけれど(私の中の記憶では、もっとアルプスの山の中という印象だったから)、せっかく来たのだから、まずは行ってみないと!と、駅近くのホテルに荷物を置いて、早速、ハイジが冬を過ごした村を歩くハイキング・コースへ♪
「アルプスの少女ハイジ」の背景画にも使われたという、村の小さな広場、ブドウ畑が続き、そのむこうにみえる山々・・
アルプスの山々を眺めてきた目からすると、とても柔らかでのどかな雰囲気。
そうはいっても、目の前に広がる山々は、3000m級のものもたくさんあるのだけど(^^)
ハイジの冬の家を模したというハイジ博物館にも立寄り(ハイジの寝室をみて、こんなだったかなーと遠い記憶をたどりつつ 笑)、陽に照らされた美しい風景にほっと心を休めながら、早めにホテルに戻ることに。
行きがけに見つけた村の小さなスーパーで食材を買い込んで、ホテルへ戻って部屋で一休み。
スイスへきてからずっと動きっぱなしだったこともあり、はじめてのんびりした気分に(^^*)
夏のスイスは日が長いから、日が沈むまでたっぷり数時間はある♪
というわけで、再び写真のセレクションを開始!
部屋から山々をながめつつ・・の作業は、はかどるはかどる(*^^*)
景色のよいところだと、仕事がはかどるなー
こういう眺めのよいところに住みたいなー
この後、日本へと飛び立つまでの間の半分の時間は写真のセレクションとアップロード作業に費やしていました(笑)
翌日は、あいにくと雨が降ったりやんだりのお天気・・
でも、マイエンフェルト滞在は今日までだから、やっぱり、ハイジが夏を過ごした草原と夏の家をみにいくハイキング・コースもまわりたい!
ということで、ハイジのおじいさんの家を目指して出発♪
まずは、ハイジの著者である、Johanna Spyri(ヨハンナ・シュピリ)さんが歩きながら構想を練ったという散歩道へ。
草原の中を道が続き、目をあげると頭に雪をかぶったスイスの山々がみえ、眼下にはブドウ畑と小さな教会を中心に家々が集まる小さな村々・・
とても素敵な道*
写真では伝えきれないけれど、その空気感がなんともいえず、素晴らしい場所だった(*^。^*)
あぁ、こんな素敵な道を毎日散歩できたら、素敵な構想が浮かびそうだなぁ〜(笑)
その後、山道を登る途中、かなりの雨が降ってきて、大きな木の下で休んでいると、下から自転車をこいで男の子が登ってきた。
後ろに小さな貨車をつけている。
同じく木の下で雨宿り、と思ったのだろう、自転車をとめて、後ろの貨車の蓋をパカッとあけた。
すると・・なんと!中に小さな女の子が乗っていた!!
まだ2歳になるかならないかだろうか・・ 男の子に手を引かれてヨチヨチ歩いてる(^0^)
しばらくすると、もっと大きいお兄ちゃんやご両親が同じく自転車で登ってきた。
家族で、自転車で(!!)ハイジのハイキング・コースを登ってるんだー
山道を自転車で登ろうとすること自体が、私にとっては驚き!すごいなぁ・・
雨がやむのを待つのはあきらめて、さらに進む。
途中、ハイジとおじいさんが麓の村に行く途中に必ずここで休憩した、という木の下のベンチで雨宿り。
幾重にも重なる葉っぱが雨を防いでくれた。
ハイジとおじいさんに守られた気分♪ ありがとう〜!
道を登っていくうちに日が差してきて・・少しの間だったけれど、雲が晴れて遠くの山々の景色もみえたりもした(^^)
そして・・ハイジが夏の間住んでいた、おじいさんの家(のモデルとなった家^^)に到着!
んー こんなんだったかなぁ・・
記憶の中の家は2階建てだったのだけれど、山から降りて見つけたチョコレートの挿絵になっていたアニメの絵をみたら、本当にこの家のとおりだった(笑)
人の記憶ってあてにならない。。 私の記憶だけ!?(^^;)
こうして6時間強の山歩きを終え(アルプスの山々に行ったときよりもよっぽど歩いた 笑)、無事にホテルへ。
まだまだたっぷりある残りの明るい時間は、引き続き、写真のセレクションに集中♪
少しでも早く、写真をアップロードして最終確認を終え、参加者の皆さんにご覧いただけるように・・と思ってがんばったのだけど、アップロードに異様に時間がかかる(1枚に10分くらいかかってた!!)ことがわかって断念;
こうして、マイエンフェルトでの1日半は過ぎていったのでした(^^)
帰国後にわかったことだけれど、「アルプスの少女ハイジ」は、テレビアニメ番組として日本で初めて海外ロケをして制作された作品とのことで、そのときの取材クルーの皆さんは、マイエンフェルトの前にユングフラウ地方(3日間滞在したグリンデルワルドも拠点のひとつ)にも行って取材をしたとのこと。
そして、その地の景色もふんだんにアニメに取り込んだ(だから、題名にも”アルプスの少女”とつけたのだそう)と知り・・ 私の記憶にある印象が、アルプスの山々のイメージだったのはそのためだったと判明。 良かった、私の頭が勝手に捏造したイメージじゃなくて(^^;)
「アルプスの少女ハイジ」は、スイスを代表するアルプスのイメージを、見事に幼子の記憶に残してくれたのでした!
それを、実際にこの目でみる事ができたことに心から感謝☆